感染予防設備として、大型高濃度プラズマクラスター発生装置3台で壁や床に付着した飛沫や空気を常時除菌、自動換気、さらに夏は除湿機3台、冬は加湿器3台で院内の温度と湿度をきちんと保ち院内感染を予防しています。

診察について
1)ジャディアンス(内服薬)「SGLT2阻害薬(エスジーエルティーツーそがいやく)」
ジャディアンスは、血糖を下げるために使用されるSGLT2阻害薬の1つです。
この薬の画期的な作用機序は、先天的に(生まれながら)腎臓で糖の再吸収ができない腎性糖尿の人「腎性糖尿の人は、人口の0.3%に存在しますが健康上問題なく生活を送っています。」に着想を得て開発されました。腎臓での糖の再吸収をブロックし、体内の余分な「ブドウ糖」が排出されるため、ゆるやかな体重減少が期待できます。ジャディアンスによる減量効果は、1~2kg/月程度です。
糖質制限をしなくても無理なく減量が目指せることから、ジャディアンスは痩せる薬の1つとして注目を集めています。まれに脱水症状や、尿に糖が出るために尿路感染症の副作用はありますが、それらの副作用は半年程で身体が適応しほとんどなくなります(先天的な腎性糖尿の人が脱水症状や尿路感染症になり易いということはありません)。生活指導などが必要なため市販はされておらず医療機関で処方されています。当院では、原則として肥満症かつ生活習慣病を合併している方にファーストチョイスとしてジャディアンスを処方しています。

2)ゼップバウンド(マンジャロ注射薬と同成分)「GLP-1受容体作動薬(ジーエルピーワンじゅようたいさどうやく)」ゼップバウンドは厚生労働省の認めた肥満治療剤です。副作用救済制度の対象薬剤です。
GLP-1受容体作動薬は食欲抑制効果があり更に高い減量効果2~5kg/月が期待できます。胃や腸の蠕動運動を抑制し、事実上胃袋が小さくなるため食事をして直ぐ満腹となり努力せずに食事量を抑えることが出来ます。しかし、稀ですが腸閉塞・急性膵炎などの副作用があります。したがって、高齢者や慢性便秘症、腹部手術歴のある方には注意が必要で、処方前の膵臓機能等の採血の検査は必須です。
多くの自由診療の医療機関ではマンジャロを採血検査をせずに処方していますが、それらの医療機関では万一副作用が出現しても患者さん本人の自己責任を理由にして副作用の治療をしてくれません。自由診療で生じた副作用に医療保険を適応すること自体が問題となるため、他の医療機関に後遺症の治療を丸投げしているのが現実です。ご注意ください。