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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?

>>辻肇一院長プロフィール

 



 大学の医局員時代にアルバイトで前橋市郊外の老人病院にいったときのことです。そこは、教室のような部屋に10人程のお年寄りが押し込まれていました。立ち込めるにおいと奇声や叫び。私の脳裏には、戦争ドラマのコンバットの野戦病院や収容所が浮かびました。まさに、現代の姥捨て山でした。この時、「我が身」のことを考えました。そして、将来は自分も親の介護をしなくてはならない。それなら、自分の親が入院療養をおくれる設備を作ろうと考え、17床の医療型療養型病床を開設しました。

院長 辻 肇一

 これまでの入院施設は、まず医療があり補助的に介護、環境を整えました。当院では、これをひっくり返し、まず「最晩年を快適に過ごす生活の場」を提供し、そこに介護を加え、本当に必要な時だけ医療が登場するという体制に変えました。吸引や酸素の配管は、撤去しました。寝たきりの患者は、出来るだけ起こす。チューブ類は、出来るだけ外す。これらを心がけております。

 1863年フローレンス・ナイチンゲール(F. Nightingale)は、健康的な病院の必須条件として「新鮮な空気。光線。充分な空間。病人を別々に分けて入院。」を上げています。また、回復期患者用病院の備えるべき条件として「病院と全然似ていないこと。家庭で暮らすような気持ちにさせる。より自由で元気のつくような環境。小住宅風な建物。」を上げています。当院は、環境面でこれに近づく努力を続けております。