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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?
>>辻肇一院長プロフィール |
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母が食事の飲み込みが悪く気管に食物が入ってしまい(誤嚥)、何回も肺炎をおこし苦しい思いをしています。
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高齢者ケアでは、「できるだけ口から入れて食べてもらうこと」が自然で重要なこととされ介護者は努力し口からの摂取をおこなっています。しかし、それにはリスクも伴います。嚥下障害のある人では、窒息しそうになったり、誤嚥が原因で肺炎を繰り返したりすることもあります。嚥下障害の強い人では生命維持のための栄養補給と食の楽しみを、切り離して考えることが必要です。鼻から胃に入れるチューブでは、栄養補給は可能ですが並行して口から食事をすることはできません。しかし、おなかに小さな口を作り細い管を通して胃の中に直接、食べ物をいれる胃瘻ではそれが可能です。チューブ交換の苦痛や苦悶から開放され、栄養補給は胃瘻で行い、それと平行する形で飲み込みやすい形に調理された本当においしい味のものを、本人の望む量だけ口から入れるという方法です。胃瘻は管理が楽なうえ苦痛も少なく、療養が長期の人に向いています。
平成17年4月1日の新聞に、米国で15年近く植物状態にあったテリ・シャイボさんの尊厳死を求める夫の訴えが州裁判所に認められ、3月18日から栄養補給を断たれ31日に亡くなったという記事がありました。
安易な胃瘻造設も問題ですが、患者さんの生活の質を高めるための胃瘻造設は必要ではないでしょうか。
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