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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?
>>辻肇一院長プロフィール |
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ニキビ(尋常性座瘡)
ニキビの漢方薬治療について教えて下さい。 |

現代医学では、硫黄や抗菌剤などの外用療法と抗生物質などの内服療法があります。これに対して漢方薬治療は適切な処方を用いれば副作用は非常に少なく、長期治療に適しています。まず、全身の把握が重要になります。便秘の改善はニキビに限らず、皮膚疾患の治療上重要です。
また、女性の場合は月経前に増悪するかどうか、月経痛や月経不順の合併の有無。これらが存在する場合は、血の流れが滞っている?血(おけつ)と考え体格がよく体力も充実している実証であれば桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を、痩せ型で顔色が悪い虚証であれば当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を、中間の証であれば荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を用います。
また、実証で便秘もある場合は、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を用います。一方、皮疹の状態で一般的に化膿が強い場合は、実証であれば黄連解毒湯(おうれんげどくとう)に強い発散剤を加味した清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)や排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)、化膿が比較的軽く中間証であれば十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)を用います。十味敗毒湯は、アトピー性皮膚炎を伴う場合によく用います。なお、十味敗毒湯は、江戸時代に紀州の華岡青洲が作った処方で私もよく用いています。
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