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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?

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 心原性脳塞栓症
長島茂雄・読売巨人軍終身名誉監督(68歳)が心原性脳塞栓症と診断されましたが、どのような病気なのでしょうか?


 心臓の老化現象に伴う心房細動が起因となります。心房細動は80歳代では5〜6%に見られ、心臓が不規則に収縮するため心臓の中で血液の流れがよどみ、血の塊がきます。この塊が脳の血管に詰まり、脳梗塞を起こすと心原性脳塞栓症と診断されます。心房細動のある人は、脱水状態になると血が濃くなり血栓ができやすくなるため、サウナや炎天下でのゴルフはご法度です。また、喫煙や過度の飲酒にも用心が必要です。

心原性脳塞栓症の予防治療は、心房細動のコントロールや血液を固まりにくくする薬の内服などです。この薬の服用中にけがをすると、皮下出血が生じたり、血が止まりにくくなるため、抜歯や手術の際には内服の中止が必要になることもあります。したがって定期的にかかりつけ医の診察や血液検査を受ける必要があります。なお、脳梗塞のうち心原性脳塞栓症は約3割を占めています。

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