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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?
>>辻肇一院長プロフィール |
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慢性肝炎と肝癌
私の父は、かかりつけ医でウイルス肝炎と診断され定期的に検査を受けています。
定期検査は必要なのでしょうか? |

厚生労働省は、平成15年9月12日、昨年度から四十歳以上を対象に始めた肝炎ウイルス検診について、約百九十万人が受診し、B型肝炎ウイルスの感染が確認された人は約二万四千四百人(一・三%)、C型肝炎ウイルスの感染者は約三万千四百人(一・六%)だったと発表しました。
本邦の肝細胞癌の九十%は、肝炎ウイルスによって惹起され、そのほとんどがC型肝炎ウイルスと言われています。B型慢性肝炎が、肝臓の繊維化の程度と発癌率に関連性がみられないことと対照的に、C型慢性肝炎からの発癌のリスクは、肝臓の繊維化の程度が規定します。
肝臓の繊維化の程度は、血液中の血小板数で推定できます。したがって、血小板数で発癌リスクが規定できます。血小板数十七万ならば年発癌率0・5%、15万ならば年発癌率一・五%、十三万ならば年発癌率三%、十万以下ならば年発癌率7%という発癌リスクになります。
以上からC型肝炎ウイルス抗体陽性かつ血小板数十三以下を高危険群と設定すると、八十%の肝細胞患者を囲い込むことができます。
早期に肝癌を発見し治療するためには、慢性肝炎患者の中で高危険群を囲い込み、定期的に血液検査や腹部超音波検査、腹部CT検査をきちんと行うことが重要なのです。
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