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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?

>>辻肇一院長プロフィール

 


 海外旅行
私の父は、心筋梗塞になったことがあります。
今度、ゆっくりと海外旅行に行ってくると言っていますが心配です。


 持病を持つ高齢者の海外旅行や、脳卒中や心筋梗塞の危険因子をもつ海外勤務者が増えています。かかりつけの医師から長期の内服薬の処方を受けたり、話に聞くところでは家族に薬を送ってもらったりしているようです。しかし、渡航先で継続治療を受けるためには英文での診断書が必要です。この書き方には独自のルールと書式があり、その書式に則っていないと正式は診断書としては通用しません。日本では医師の「応召義務」という特殊な医療制度のため、医師のほうから診療を拒否することはできませんが、海外では必ずしもそうではありません。欧米では医師と患者の関係はInformed Consent(インフォームド コンセント)に基づく「契約」が基本です。インフォームド コンセントは、日本では、医師が患者に十分説明すること、つまり患者の権利のみが強調されていますが、海外では同時に患者にも自分の医療情報を開示する義務があるのです。米国では18歳以下の子供の治療のついては、親の承諾がなければ医師は治療を拒否できる権利があります。また、欧米ではアレルギー情報がないと、極端に言えばそれだけの理由で、診療を拒否される場合があります。万一に備えて英文診断書の持参をお勧めします。かかりつけの医師に相談して下さい。

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