



|
情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?
>>辻肇一院長プロフィール |
|
肥満で悩んでいます(つづき)
|

前回は、肥満の定義と食事療法の重要性を説明しました。今年の夏は、中国製のやせ薬の副作用被害が報道されました。そこで今回は、日本で利用可能な食事療法を補佐する薬を御紹介します。
第一は、漢方薬の防風通聖散です。この薬は、エフェドリン類似物質を多く含み脂肪を熱エネルギーに変えて消費する働きがあります。食事療法だけでは、2〜3ヶ月でダイエット効果は頭打ちになってしまいます。全身の代謝が低下し、エネルギーが消費しにくくなるからです。しかし、防風通聖散を内服すると全身代謝の低下がみられません。ダイエット時にみられる体重減少の一時的な停滞期間を短くすることができます。
第二は、マジンドール(商品名サノレックス)です。この薬は、BMI 35%以上の病的肥満で食事療法だけでは不十分な人にのみ保険適応が認められています。医師の処方箋がなくては購入できません。脳の食欲中枢に作用し、空腹感をなくし食事療法を成功に導きます。ただし、脳に直接作用するため習慣性の出現する可能性のある薬で、連続内服期間は3ヶ月が限度です。経験のある医師から処方してもらうのがよいでしょう。 |
戻る
|