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情報誌「常陽リビング」でお馴染みの辻肇一院長が、あなたの「今の悩み」が、「将来の不安」や「将来の病気」にならないために、特殊外来として診察しています。病気ではないから、と自己判断する前に、専門医に相談してみませんか?

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 肺炎ワクチン
新聞で肺炎に効くワクチンがあると知りました。


 肺炎予防の肺炎球菌ワクチンのことです。日本人の三大死因は、がん・心臓病・脳卒中の順で第4位が肺炎ですが、高齢者の場合は肺炎で死亡する確率が高くなっています。肺炎や中耳炎、髄膜炎を起こす肺炎球菌が原因の肺炎は3分の1を占めています。事前に予防する方法としては、インフルエンザと同様にワクチン接種が重要です。

アメリカでは、65歳以上の人には肺炎球菌ワクチンの接種と年に1回のインフルエンザワクチンの接種が推奨されており、肺炎球菌ワクチンの接種率は、65歳以上で約45%です。近年、抗生物質が頻用され薬剤耐性菌(例としてMRSA)が出現しています。肺炎球菌も同様でペニシリン耐性肺炎球菌PRSPの検出率が50%を超えてきました。当院の外来での呼吸器感染症の患者さんの痰(たん)培養検査でもPRSPが検出されています。

肺炎球菌ワクチンは、自費で6000〜9000円かかりますが、1回注射すれば5年以上効果が持続することや肺炎球菌の8割に有効なことを考えると、高齢者や脾(ひ)摘後の人、慢性呼吸器疾患、心臓病、腎臓病、糖尿病、肝硬変の患者さんは肺炎球菌ワクチンの接種を受けることが望ましいでしょう。

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